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2017/05/31

女性宮家と中国の男系養子制度


女性宮家をゴリ押しする極左野党のバックにいるのは中国と朝鮮ですが、中国も朝鮮も絶対的な男系社会です。

中国、朝鮮では「女は子どもを生む機械」よろしく娘には家督を次ぐ資格がないので、父方の血族から「男系男子」を養子に迎えて家督を継がせたそうです。

中華民国の法典「民律草案」には

『我国の嗣子(しし:養子)制度は、祭祀承継を重んず。且又(かつまた)専(もっぱ)ら男系を重んじ、女系を用いず。女子は祭祀を承継し能(あた)わざるを以て嗣子と為(な)ることを得ず。此の理最も明かなり。』

と記されています。これこそが男系継承の真理です。

ですから、帰化人が多い民進党などは男系でなければ血統が断絶することを充分承知の上で「女性宮家」を推進しているのです。


参考:中国の家系図

力強い男性の名前がびっしりと並んでいます。養子は一人に限らず一族の力を増強するために何人も養子にする場合もあったそうです。

女性宮家中国系図1【出典】1942(昭和17)年 東方文化学院 仁井田陞 「支那身分法史」


"中国との太いパイプを持つ"オザーさんとこの森ゆうこ議員

「天皇制」と共産党用語を使いつつ、あたかも皇室を心配するようなフリをして「女性宮家」を推進する所業に鳥肌が立ちました。


男性の発言をとりあげて女性差別を印象づけるサヨクの手法。サヨクは赤化目標国を内部から破壊するとき、国民の情に訴えてきます。情で国体を決めるのなら法も国会議員もいりません。


馬の骨よりも旧宮家の方が「正統性」があるのは当然です。女性宮家が代を重ねたときを想像してみてください。それは皇室とは無縁の名ばかり宮家になり果てています。


以上の極左野党の宣伝煽動から、彼らが「女性宮家」を推進する目的は

・皇統断絶
・あわよくば支那朝鮮の血を引く天皇の誕生
・日本革命を起した時、効率よく皇族を処刑できる

この3点しか思い浮かびません。

中国の男系社会の歴史とおきてまとめ

清国では厳禁だった異姓(血族ではない赤の他人)との養子縁組が中華民国では許可されました。しかしそれでも「妻の身内」から養子を迎えるという徹底ぶりでした。

それに中国、朝鮮では女性に相続権がないので、当然「むこ養子」という観念も発想もありませんでした。

中国、朝鮮では農奴ですら男系継承をつらぬいているのに、日本の極左野党は
天皇陛下と日本人に「女性宮家」を強要しているのです。


1.周時代に定められた宗法によれば中国でいう宗とは男系の家族群のことをいう。家族が男系の血縁に沿って社会的に結合したものを宗と呼んだ

2.宗には家祖の嫡長子孫である「大宗」と家祖に後継者となる嫡男子なき場合、宗統を継承すべき男子を養子の形で出す「小宗」があった(大宗は皇室に当たり、小宗は旧宮家に当たる)

3.小宗は宗統継続の最後の手段として必要なものであった

4.時代が進むにつれ、「宗」よりも「家」を重んずる傾向となり、養子制度は宗族制度よりも家族制度にとってより密接な制度となった

5.1928(昭和3)年時点において中国の現行法は清時代に作られた前清現行律だった。当時の中国は戦乱の真っ最中だったため、中華民国は国体に抵触しない限り前清現行律の民事に関する部分を援用した

6.清時代の法典である「前清現行律」に対し、中華民国の法典は「民律草案」といった

7.中華民国の裁判所である大理院では「法律に明文なきものは慣習法により、慣習法なきものは条理による」べきものとしていた。

8.中国では女子は祖先祭祀にくみすることを得ず、いかなる場合にも宗統の継承者すなわち跡取りにはなれなかった

9.中国の養子法において養子に求める条件は、

 一、男子であること
  
 二、一人っ子、一人息子でないこと
 
 三、養父と同姓である男系であること(異姓不養の原則:異姓=同族でない者は養子にしない)

 四、養子となる者は養父の同族かつ子の世代にあたる者であること(昭穆〔しょうぼく〕の序)とされ、養父より上の世代の者は養子にはなれない


 と定められた


女性宮家中国寸1☞中国の「寸」は日本の「親等」にあたる。出典:1944(昭和19)年 生活社 牧野巽 「支那家族研究」


10.中華民国法典「民律草案」の養子法は前清現行律を踏襲したものだったが、草案理由書には『我国の嗣子制度は、祭祀承継を重んず。且又(かつまた)専(もっぱ)ら男系を重んじ、女系を用いず。女子は祭祀を承継し能(あた)わざる(得ない)を以て嗣子と為(な)ることを得ず。此の理最も明かなり。』(同書第四編第四章第四節嗣子序文)、「我国の嗣子制度は、祭祀承継を重んず。死者の霊は、祭祀を受くとせば、親族よりの祭祀を受く」 

11.前清現行律では異姓養子縁組は厳禁とされたが、民律草案では親族および同宗の異姓者を養子にすることが許可された。
『若(も)し子無き者が同宗兄弟の子を立つるを欲せざるときは、左記各人中より嗣子を選定することを得』るものとし、左の三項を列挙して居る。

 一、姉妹の子

 二、壻(婿)

 三、妻の兄弟姉妹の子


12.中国の宗族の中には異姓者を養子にする宗族もあったが、それはごく一部の宗族の「慣習法」であった
「一般的慣習としては、家に男子なき場合には、養子が行われるのが普通であるが、此の場合に行われる慣習は、各宗族によって、必ずしも一様ではない」



国体破壊のためなら女性皇族の恋愛の自由を剥奪する極左野党


天皇退位付帯決議案、自民・民進が合意 女性宮家を明記
2017年5月30日 朝日新聞

 天皇退位特例法案について、自民、民進両党が30日、女性宮家創設の検討を政府に求めることを明記した付帯決議案の内容で合意し、今国会成立が確実となった。検討の開始時期は「法施行後速やかに」とした。6月1日に衆院議院運営委員会で審議入りして即日可決し、2日に衆院を通過する見通し。

 衆院議運委の佐藤勉委員長(自民)が提案した付帯決議案は、政府の検討対象について「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等」と表現した。当初は検討時期の年限を求めていた民進は「女性宮家」の文言が入ったことなどを評価し、提案を受け入れて合意した。

 皇族減少対策について菅義偉官房長官は「検討を先延ばしすべきではない」との姿勢を示しているが、女性皇族が結婚後も皇室に残れるようにする女性宮家については、首相官邸や自民内に「女系天皇につながる」との反対論がある。(後略)


本記事の資料

清国および中華民国の男系養子制度について


出典:1928(昭和3)年 南満洲鉄道 「満鉄調査資料 第73編」 第六章 養子制度 



第二節 養子制度の意義及び其の沿革

 第二項 養子制度の変遷

 周の宗法に拠れば、宗(宗とは男系の家族群、即ち家族が男系の血縁に沿うて社会的に結合したものであって、当時に於ける封建社会組織の単位たりしもの)には、大宗と小宗とがあり、大宗は、所謂(いわゆる)『百世不遷』の宗であって、永久的存在とせられ、小宗は、所謂『五世則遷』の宗であって、四世を限度として終止する。それ故に、宗統は、大宗を以て伝え、小宗は以て伝えない。換言すれば、宗統は、大宗即ち家祖の嫡長子孫の『家』に於ては、永久の存続を要求せられるけれども、小宗即ち嫡長子孫ならざる衆子の『家』に於ては、四世で断絶する。

 是(これ)、即ち宗法に所謂『小宗可絶、大宗不可絶』とある所以であるが、此の事は、取りも直さず、養子制度の必要にして欠くべからざる理由を示して居るものである。何となれば、大宗即ち家祖の嫡長子孫の『家』に後継者たる嫡男子なき場合、宗統を継承すべき男子を、小宗即ち同族の『家』から、養子の形式によって、之(これ)を得るということが、宗統継続の最後の手段として、是非とも必要とせられるからである。

 かくして支那に於ける養子制度は、宗族制度に必然的に附随する制度として、周代に完成し、大宗に男子なき場合には、小宗の子弟入って之を嗣(つ)ぐという原則を確立したものであるが、其の後周代封建組織の崩壊過程に随伴して、宗法の観念が廃(すた)れ、したがって、養子制度の原始的形式は、殆(ほと)んど全く喪失に帰したのである。

 蓋(けだ)し、宗法観念の頽廃に伴う宗族制度の崩壊によって、大宗小宗の区別が失われたことは、養子を大宗のみに限定することを、事実上不可能ならしめた許(ばか)りでなく、『宗』よりも『家』を重んずる傾向が発生したことは、養子制度を、宗族制度よりも、寧(むし)ろ家族制度に、より密接なる制度たらしむるに至ったからである。

(中略)

 第四節 養子に関する法規

 支那の養子制度に関する現行法は、いうまでもなく、前清現行律である。蓋し、既に屢々(しばしば)指摘した様に、民法典のいまだ発布なき支那の現在に於ては、前清現行律中の民事に関する部分は、民国国体に抵触せざる限り、当分の間其の援用を許可されることになって居るからである。

 併(しか)しながら、所謂前清現行律なるものは、飽迄(あくまで)も旧時代の法律であって、現今に於ける複雑なる百般の民事を規律する上に、不足の点が甚(はなは)だ多いのは、もとより言を俟(ま)たない此(こ)の不便を緩和する為に、所謂慣習法があるのであるが、是に関して、大理院の採る見解は、『法律に明文なきものは慣習法に依り、慣習法なきものは條(条)理に依る』べきものとして居る。

然(しか)るに、裁判官が、裁判上に採用する條理の根拠となるものは、主として民律草案であるから、支那に於ける現行養子法を説明する為には、是非とも民律草案にも、言及しなければならないのである。

 第一項 現行律の養子法

 大清律例の規定に拠れば、二十歳以上の男子にして、実男子孫(姦生子を除く)なき者は、次の如き資格を具備する者を過継子(養子)として、宗祧(しゅうちょう:祧は廟〔おたまや〕の意)を承継せしむることが出来る。(『台湾私法』四六二頁以下参照

一、男子たること
 
 是(これ)宗祧承継の性質上当然の条件であって、祖先祭祀に与(くみ)することを得ない女子は、如何なる場合にも宗祧の継承者即ち過継子とは成り得ないのである。

二、独子(どくし:ひとりご。ひとりむすこ)たらざること

 独子即ち「人子が、他に出継する時は、其の生家の宗祧は、為に廃絶して了(しま)うから、之を許さないのが原則であるが、只(ただ)例外の場合として、独子は、雙(双)統を兼承することが許される。

 雙統兼承とは、一人にして二家(若〔も〕しくは二家以上)の宗祧を承継するの謂(いい)であって、例えば、兄に子なく、弟に子が一人ある場合、此の独子をして兄弟両祧を兼承せしむるが如きである。而(そ)して、此の場合には、通例、後日此の兼祧者の嫡長子をして兄家の宗祧を承継せしめ、次子をして弟家の宗祧を承継せしめる。

 兼統の条件として律例の要求するところは、過継子が、必ず同父周親(しゅうしん:親しいみより)たるべきことであって、即ち過継子の父と被承継人とが親兄弟たるを必要とし、其の他の同宗又は同姓の過継子は、両房を兼統することを得ない。(現行律戸役門立嫡子違法条例)

三、養父と同姓なること

 所謂異姓不養の原則であって、過継子は、先(ま)ず之を同宗より取り、同宗に適当なる応継者がない場合に、始めて之を同姓より取るべきものとする。蓋し、同姓者は、其の遠い過去に於て、同宗関係の存在が推定せられるからである。

 異姓の者を嗣子(しし:家督を相続する子。あとつぎ)と為(な)すことは、絶対に禁止せられ、若し之を犯す時は、養父生父共に之を罰し(杖六十)、且つ其の子は実家に復帰せしめられる。(帰宗)(立嫡子違法条律)

四、養父と昭穆序(しょうぼくのじょ)を失せざること

管理人註:昭穆(しょうぼく)とは
過去の中国において、養子たるべきものの要件は、養父の同族でかつ子の世代にあたるものであることを必要とし、これを昭穆相当といった。


 現行律立嫡子違法条例に拠れば、『子無き者は、同宗昭穆相当の姪(兄弟の子)をして承継せしむることを許す』

とある。

 過継子を為(な)すには、養親との間に、最も昭穆の序を重んじ、之に違うものを無効とするのである。蓋し、卑属は尊属を祀るを得るけれども、尊属は卑属を祀るを得ないとする祖先祭祀上の要求に根拠するものであって、過継子は、必ず養父の子輩に相当する者、即ち諸姪(姪、従姪、再従姪等)たることを要し、養父の同輩、即ち諸兄弟、又は尊輩即ち諸伯叔父は、如何に年少者なるも、之を以て嗣とすることが出来ない。若(も)し、子輩に相当する応継者がない場合には、孫輩の者、即ち諸姪孫を取ることを得るが、之を以て直ちに継子とせず、継孫とするのである。

昭穆を正して、尊長卑幼の別を明(あきら)かにするということは、支那倫理の根本規範であって、養子が養父に対して、尊輩なる場合は勿論(もちろん)、同輩の場合と雖(いえど)も、其の養子縁組は無効である。(杖六十に処し、帰宗せしむ。)(立嫡子違法条律)

 思うに、昭穆とは父子の順位を示すものであって、昭を父とし、穆を子とする。昭穆当を失するは、尊卑の秩序を紊り、長幼の序を壌(まぜ)る所以であるから、養子縁組に就(つ)いては、昭穆の順序を明かにし、養子は、必ず養父の子輩に相当する者であるべきことを、絶対に必要としたのである。

 第二項 民律草案の養子法

 大清律例の養子に関する規定は、大体前項に述べた如くであるが、民律草案亦(また)、大体に於て、旧制を其の儘(まま)踏襲し、成年既婚の男子にして、男子孫なき者は、左記の如き資格を有する者を以て、嗣子(養子)と為(な)すことを許して居る。

一、男子たること

 是に関して草案理由書の説明するところは、次の如くである。即ち、『我国の嗣子制度は、祭祀承継を重んず。且又(かつまた)専(もっぱ)ら男系を重んじ、女系を用いず。女子は祭祀を承継し能(あた)わざる(得ない)を以て嗣子と為(な)ることを得ず。此の理最も明かなり。』(同書第四編第四章第四節嗣子序文)

二、独子たらざること

 民律草案第千三百九十三条に拠れば、『独子は出でて嗣子と為(な)ることを得ず、但し兼祧する者は、此の限りに在らず』と規定して居る。而(そ)して、其の理由に拠れば、『礼に曰(いわ)く、独子は大宗の後と為ることを得ず、と。自己の父の後を絶ち、人の後たることの不可なるは言を俟(ま)たざるなり。独子にして出嗣するは、嗣子よりして之(これ)を言えば、人の父母の後無きに忍びずして、自己の父母の後無きに忍ぶは、不孝の大なるものなり。所謂父母(即ち養父母)よりして之を言えば、人の子を奪いて以て子と為し、自己の祭祀を断絶するに忍びずして、人の祭祀の断絶するに忍ぶは、不仁(ふじん:人道にそむくこと)の甚(はなは)だしきものなり。故に是を許さず。』

 而(そ)して又、同條但書(ただしがき)に関して、理由書の説くところは、

『独子の出嗣を許さざるは、その生家を棄(す)つべからざる(棄ててはならない)を以てなり。然れども、長房(チャンファン:中国語。長男)或いは他房の後無きことも亦(また)宜(よろ)しからず。是(これ)現行律に兼祧の例あり、礼の窮を済(すく)い、人の後を絶たざるを重んずる所以なり。本條も亦之に因る。惟(た)だ現行律は同父周親を以て限りと為(な)す。夫(そ)れ兼祧の事は、近親の者に非(あら)ざれば、喜んで承諾することなく故に事実上より之を言えば、同父周親に出づる者多し。然るに法律も亦、是を以て條件と為し、同父周親以外の者の兼祧を許さざるは、其の制限厳に過ぐるの嫌いあり。蓋し兼祧は、もと便宜の手段にして正当の法に非ず。既に便宜の手段たる以上、其の範囲を拡張して子無き者をして立嗣することを容易ならしむるは、最も適当なり。故に、本條は、此の制限を採用せず。』

 即ち前項に述べた様に、現行律に於ては、独子は、同父周親即ち其の父が、被承継人と親兄弟たる場合に限り、此の両房の兼祧を許して居たのであるが、民律草案は、かかる制限を撤廃して、独子兼祧の條件を、極めて寛大ならしめて居るのである。

三、養父と同宗或(あるい)は親族たること

 是に関して草案理由書の説明するところは、

我国の嗣子制度は、祭祀承継を重んず。死者の霊は、祭祀を受くとせば、親族よりの祭祀を受く。立嗣の精神は、実に玆(ここ)に基づく。左伝(さでん:「春秋左氏伝」の略称)に曰く、神は非類より歆(う)けず、民は非族を祀らず、と。誠に血の関係なければ、気は相通ぜず。気相通ぜざれば祭を営むも、其の効なし。或は迷信なりと雖(いえど)も、仁人孝子の深く留意するところ、排除すべきに非ず。外国の立法例は此の制度なし。素と全く縁なき人に在りても一度約束して届出を為(な)せば、直ちに父子関係を生じ、朝に他人なりしもの、暮には肉親と為る。議すべきの点なしとせざるなり。故に本節は仍(な)お我国の旧制を維持す。而(そ)して、本律が、親族或は同宗を以て限りと為し、同姓異姓を以て限りと為さざるは、即ち旧制と異る点なり。』(同書第四編第四章第四節嗣子序文)

 而(し)かも、此の点こそは、支那に於ける養子制度の画期的要求を意味するもので、特に注目に値する点であるが、是に関しては、後に詳述することとする。

四、養父と輩分当を失せざること

 是に関して、理由書の説くところは、

『親族には尊族卑族の区別あり。尊卑の順序を乱すべからず。嗣子は法律の擬制(ぎせい:立法政策上の見地から、実際の性質が異なったものを同一のものとみなし、同一の法律上の効果を与えること。婚姻をした未成年者を成年に達したものとして扱うなどがその例)したる子にして、立嗣行為の効力を発生したる後、父子の名文乃(すなわ)ち玆(ここ)に定まる。若(も)し輩分不相当なるも亦(ま)た其の嗣子と為(な)ることを得れば、其の弊害たるや極めて大にして、必ず伯叔甥舅の地位を顛(転)倒し、兄弟姉妹は互に後と為るを得べく、親等変乱し、名分乖違(かいい:そむきたがうこと)し、而(そ)して一切の親族関係は、悉(ことごと)く混淆(こんこう:いりまじること)して底止(ていし:いきついてとどまること)する所を知らず。故に古今中外皆之(これ)を許さざるなり。』

 以上によって是を観れば、民律草案に規定された養子制度なるものは、大清律例の規定を、大体に於て、其の儘(まま)に踏襲して居ることが明瞭であるが、只(ただ)其の中第三項即ち異姓養子に関する法規の相違は、支那に於ける養子制度の本質に関連して、最も注意を要する事項である。何となれば、支那に於ける養子制度は、其の本質上、純然たる祭祀相続養子の制度であり、而(し)かも祭祀が、既に同姓者即ち血統の子孫によって営まるべき筈(はず)であるにも拘(かか)わらず、法律が、養子制度に於ける異姓不養の原則を撤廃し、異姓者にも、嗣子即ち宗祧承継者たり得る資格を認めた時に、それは、事実上、養子制度の最も厳格なる祭祀的意義、若(も)しくは最も宗法的なる祖先祭祀上の特質を、見限ったものと言わざるを得ないからである。

 異姓養子の禁止が、前清時代迄歴代の法制によって、例外なく其の條文中に規定されて居たにも拘(かか)わらず、それが、漸次に強制力を失って、所謂異姓乱宗の事実を、遺憾なく暴露しつつあった歴史的事実に関しては、既に之を詳述した通りであるが、民律草案に於ては、此の支那法制上の歴史的伝統を破って、異姓不養の原則を、部分的に撤廃したのである。

 即ち、民律草案第千三百九十一条第二項の規定に拠れば、 『若(も)し子無き者が同宗兄弟の子を立つるを欲せざるときは、左記各人中より嗣子を選定することを得』るものとし、左の三項を列挙して居る。

 一、姉妹の子

 二、壻(婿)

 三、妻の兄弟姉妹の子

 右の規定は、取りも直さず、異姓の親族を以て嗣子と為(な)すことを許すものであって、支那の養子制度に於ける画期的変革であると見做(みな)さざるを得ない。もとより民律草案の養子法なるものは、『古の意義を折衷し、現今の制度を参酌し、支那に於ける特有の習慣にして、維持の必要あるものは之(これ)を保存し』たるものであって、(草案理由書第四編第四章第四節嗣子序文)養子収養の範囲を、古来の礼教的規範に基づき、厳格に、親族及び同宗に限定して居るものではあるが、而(し)かも、異姓の外戚より嗣子を選定し得ることを規定したのは、異姓不養の伝統的規範に対する大いなる反逆であると認めざるを得ない。

(中略)

 第五節 養子に関する慣習

 現在支那に於ける養子制度に関する法律的規定は、大体前節に説明した如くであるが、併(しか)しながら、由来支那の社会に於ては、法律の強制力は、遥かに社会的慣習の強大なるに及ばず、法規は屢々(しばしば)慣習の前に、無力なる空文となり終る場合が甚(はなは)だ多い。

それ故に、養子制度に於ても、法律の上に規定せられた制度は、必ずしも常に慣習の上に実行せられる制度ではない。養子制度に関して、実際社会に於て、最も重大なる支配力を有するものは、国家の法律に非ずして、寧(むし)ろ宗族の慣習である。

(中略)

 一般的慣習としては、家に男子なき場合には、養子が行われるのが普通であるが、此の場合に行われる慣習は、各宗族によって、必ずしも一様ではない。



内務省保安課長、警保局長等を歴任した富田健治氏
「国内サヨク勢力は国外共産勢力とつながっている」

共産党は戦前から「天皇制廃止」闘争を続行しています。


出典:1962(昭和37)年 古今書院 富田健治 「敗戦日本の内側-近衛公の思い出-」(五六)五年間の執筆を終るに当って(昭和三十六年二月十日記)



 しかも日本国内の政情はどうであろうか。昨年六月の安保闘争を頂点とする国内左翼勢力と国外共産勢力との関連、我国の全学連、総評、日教組、マスコミの傾向を果してどう評価したらよいのであろうか。

 国会乱入の集団暴力とこれに続く個人テロの続出、今こそ良識ある我(わが)国民は、一体日本はこれで良いのか、またどうしたらよいのかと真剣に考究し、殊に政治家は我国の現状と将来に思いを致し、その対策具現に全力を挙げなければならないと思う。



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