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2016/07/11

わが国の根本憲法-天照大神より賜った天壤無窮の神勅


天壤無窮(てんじょうむきゅう)の神勅とは、天照大神が大国主命よりこの日本国を譲り受けたときに賜ったものとされています。

神勅の内容はわが国の皇運、国運を予言したもので、「我(天照大神)の子孫である天皇が統治する日本は、天皇が統治するかぎり永遠に栄える」となっています。

日本敗戦まで、この神勅は広く愛誦され、わが国の根本憲法として意識され、尊重されていました。

そしてこの神勅を見れば、日本が侵略戦争などしていないことがわかります。

またGHQによって排斥されたのは帝国憲法ですから、考えようによってはこの根本憲法はまだ生きていることになります。


【天照大神】
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三原じゅん子先生、八紘一宇の次は神武天皇


三原じゅん子氏「神武天皇は実在の人物」と認める 池上彰氏が質問(参院選)
2016年7月10日 ハフィントンポスト

7月10日投開票された参院選で、神奈川選挙区で当選した自民党の三原じゅん子氏が、同日の選挙特番で「神武天皇は実在の人物」という趣旨のことを話すシーンがあった。テレビ東京系で7月10日放送された選挙特番「池上彰の参院選ライブ」の一幕だ。

コトバンクによると、初代天皇とされる神武天皇は、神の代から人の代への接点に位置する神話的な人物であり、史実を伝えるものはほとんどないといわれている。

番組中の録画の中で、選挙戦のテーマカラーが赤と白だった理由について三原氏は「やはり日本の国旗の色。神武天皇の建国のそのときからの歴史というもの、全てを受け入れた憲法を作りたい」とコメント。当選確実になった後には、中継で司会の池上彰氏からの質問に以下のように答えた。(後略)


他国侵略を禁止した天壤無窮の神勅

天壤無窮の神勅は日本書記に記されており、神話的形体であったことと、短い文でありながら国家成立の要件をほぼ完備していたことから、日本国の窮極的理念を示すものとして認識され、尊重されていました。

この神勅では天皇の統治対象を瑞穂国すなわち日本国に限定し、他国侵略を禁示(禁止)しています。

戦前は、教育勅語とおなじくこの神勅が子どもたちに教えられ、警察訓話にも掲載されていましたから、日本軍がこの神勅に逆らって武力で他国を侵略したとは考えにくく、事実、日本軍は西洋列国のように武力で他国を侵略したことはありません

【天壤無窮の神勅】
 
「豊葦原(トヨアシハラ)ノ千五百秋(チイオアキ)ノ瑞穂国(ミヅホノクニ)ハ是(コ)レ吾(ア)子孫(ウミノミコ)王(オオキミ)タル可(ベ)キ地(クニ)ナリ。爾(イマシ)皇孫(スメミマノミコト)、就(イデマシ)テ治(シラ)スベシ。行ケヤ、宝祚(アマツヒツギ)ノ隆(サカエ)マサンコト、当(マサ)ニ天壤無窮ナルベシ。」

※「行ケヤ」は「日本に行け」という意味。


【国家成立要件を示す単語とその意味】

・瑞穂国…国土および国民、運命共同体…統治対象の限界即ち他国侵略の禁示

・吾…皇祖天照大神、民族神…国家意思の源泉、神意即民意

・子孫…皇統…天皇、スメラミコト

・可王…王道(皇道)…就治の内容、基準たる軌範

・就治…統治…権力によらざる窮極的統合作用

・宝祚…皇位(道位、道の座所、統治の場)…統合の中心たる国位

・無窮…皇運…国運の予言


【出典】1961(昭和36)年 錦正社 里見岸雄 「萬世一系の天皇」
 第二節 統治理念とその軌範化 1 神勅として表現された根本憲法


先日、社民党の福島みずほさんが「私の名前は良い名前、瑞穂の国を守れ!」と豪語していましたが、瑞穂国とは「天皇の統治対象、他国侵略の禁止」という意味です。

知らないってコワイですね。


福島みずほ2☞【参考記事】「国会は『福島の声を聞け』『瑞穂の国を守れ』…つくづく私の名前は良い名前」福島瑞穂氏 2016年7月1日 産経ニュース

三原先生にはぜひ、次はこの「天壤無窮の神勅」を広めてほしいと思います。

本記事の資料

天照大神は三種の神器とともに天壤無窮の神勅を授け給うた


出典:1944(昭和19)年 増進堂 清原貞雄 「大君います国」



 天照大御神の天祖と仰がるる主因

 天照大御神は所謂高天原(たかまがはら)として伝えらるる皇都にましまして、民に、人として処すべき道を教え、生業を授け給ひ、以て我が帝国の淵源〔えんげん:みなもと〕を発(おこ)し給ひ、更に之(これ)を御子孫に授け給うた。

初め御子忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)(※1)に授け給う事となって居(お)ったが、其の中(うち)天孫瓊々杵尊(ににぎのみこと)が生れ給うたので中つ国を瓊々杵尊に授け給う事となったのである。

 然(しか)るに此の時、出雲地方は大国主命(おおくにぬしのみこと)が之(これ)を経営して一独立国家の姿をなして居ったので、經津主(ふつぬし)・武甕槌(たけみかつち)二神を遣(つかわ)して大国主命を説諭せしめて之を併合し給うた後、愈々(いよいよ)瓊々杵尊を中つ国に降し給うた。

即(すなわち)、大御神は瓊々杵尊に八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)と八咫鏡(やたのかがみ)と草薙剣(くさなぎのつるぎ)の三種(みくさ)の寶物(たからもの)を賜い、又中臣(なかとみ)の上祖(とおつおや)天兒屋命(あめのこやねのみこと)、忌部(いみべ)の上祖太玉命(ふとだまのみこと)、猨女(さるめ)の上祖天鈿女命(あめのうづめのみこと)、鏡作(かがみつくり)の上祖石凝姥命(いしこりどめのみこと)、玉作(たまつくり)の上祖玉祖命(たまのおやのみこと)、すべて五部神(いつとものをのかみ)をして配侍(そえはべ)らしめ給うた。其の時即ち天壤無窮の神勅を賜わったのである。

 葦原の千五百秋の瑞穂の国は是(こ)れ吾(あ)が子孫(うみのみこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。宜(よろ)しく爾(いまし)皇孫(すめみま)就(いでま)して治(しら)せ、行矣(さきく)、寶祚(あまつひつぎ)の隆(さかえまさん)こと当(まさ)に天壤(あめつち)と窮(きわま)り無(な)かるべし。

 之(こ)れ実に尊厳比ぶものなき我が国体の淵源(えんげん)であり、基礎であり、我が天壤無窮の皇運国運の発祥である。

 葦原とはわが大八洲(おおやしまぐに)が其の当時尚(な)お創昧(原文ママ)(そうまい:草昧:世の中が未開で人知のまだとぼしいこと)にして開拓せられて居らぬ所多く、到る所に葦の蕃(繁)殖した所があったから斯様(かよう)な形容の詞(ことば)を附したのである。

 千五百秋の瑞穂の国は、土地肥沃にして豊穣の国である事を指摘した御言葉である。

 是れ吾が子孫の王たるべき地と云う御言葉こそ我が国体上最も貴(とうと)く大切な御言葉であって、伊弉許(いざなぎ)・伊弉冉(いざなみ)二神の御力に依って開闢(かいびゃく)せられたこの大八洲国に、天照大御神の御盛徳に依って民の生活も安定し、道も備わり、統一せられ、安寧と秩序とを得た日本の国家は当然天照大御神の御子孫が大君として臨ませ給うべきものである事を明確に宣言し給うたのである。

 斯くて当然の統治者であらせらるべき瓊々杵尊に、就(ゆ)いて之(これ)を統治し給うべきを詔(みことのり)し給ひ、それに依って寶祚(あまつひつぎ)の栄えまさんことは当(まさ)に天壤の窮(きわま)りなきが如く無窮であるべき事を垂示し給うた。

(※1)正しくは忍は旧字。
忍旧字1

【国産み神話】
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戦前は警察訓話にも掲載されていた天壤無窮の神勅、三種の神器の意味


出典:19378昭和12)年 新光閣 野上伝蔵 「警察訓話」



 かくて天照大神は此の国を永く神孫統治の下に置かせたまはんとし天孫天津彦彦火瓊々杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)に

 豊葦原(とよあしはらの)千五百秋之(ちいおのあきの)瑞穂国(みづほのくには)是(これ)吾子孫(あがうみのみこの)可王之地也(きみたるべきのくになり)。宜(よろしく)爾(いまし)皇孫(すめみま)就(ゆいて)而治(しらせ)焉行行矣(さきくませ)寶祚(あまつひつぎ)之(の)隆(さかえまさんこと)当(まさに)與天壤無窮者矣(あめつちときわまりなかるべし) 〔日本書紀巻二〕

と荘重無比なる御神勅を下したまうたのであるが、この豊葦原の瑞穂の国こそ即ち我が大日本帝国のことであって萬世一系、天壤無窮の皇運の基はここに定まっているのである。

更に天照大神は神孫の御降臨に際し八呎(やた)の鏡、八坂瓊(やさかに)の曲玉、天叢雲の剣の三種の神器を授け給うて「此の鏡の如く分明なるをもちて天下に照臨し給へ、八坂瓊のひろがれる如く曲妙を以て天下をしろしめせ、神剣を提げて不順(まつろわざる)ものを平(たいら)げ給へ」〔神皇正統記〕 と勅されたのであるが、即ち鏡は公明正大を徳とする正直の本源であり、玉は柔和善順を徳とする慈悲の本源であり、剣は剛利決断を徳とする智恵の本源であると説かれて居り、天壤無窮の御神勅に「就(ゆ)いて治(し)らせ」と仰せられて居る。

「しらす」と云うことは『徳を以て民生を治める』と云う意味であると解されて居るのである。




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